水なすの一番美味しい食べ方
水ナスは、他の茄子とは少し違い灰汁(アク)が少ないので生のまま食べられるんです。茄子嫌いの人でも大好きになるくらいみずみずしくて美味しいのです!りんごのようなやさしい味が特徴です。
さて、水なすの一番美味しい食べ方です。この食べ方は地元の人がする通な食べ方です。
冷蔵庫で冷やして手で裂いて 食べる!
手で裂く???と、思ったでしょう!ここ、本場、大阪泉州地域では、包丁を入れて食べないのです!!!包丁を入れると美味しくない!!!
あとは、お好みで醤油をかけてかつお節をまぶして食べます。塩だけの人も多いです。とにかく水なすをはじめて食べるとビックリすると思います。
ごま油と塩、わさび醤油、ラー油と塩、ゆずこしょうと醤油、からし醤油などバリエーションも多く食べしてみる価値はあると思います。
水ナスを薄くスライスして生ハムと食べると少し高級な人品を食べているようです。輪切りにして素揚げにした後に醤油、みりん、酒に浸してかつお節をかけて食べると絶品です。中がトロトロで甘みがありご飯やビールが止まらなくなります。
ぜひ、美味しい水ナスの食べ方を考えてください。
水ナス漬けを漬け方
水なすの漬け方レシピ
水なすの糠漬けは家でも意外と簡単に美味しく漬けられるんです!
用意する物
→壺かプラスチック製の漬物用樽 × 1
→ボウル × 1
→みょうばん (綺麗な色を残したい場合のみ)
→水なす × 食べる量
→米糠 × 1kgもあればOKです。
→食塩 × 85g
→水 × 1.5リットル
さあ、漬けてみましょう。
1、まず、綺麗に洗った壺かプラスチックの漬物用樽に、米糠と塩を入れ均等に混ざったら水を少しずつ加え市販の味噌ぐらいの固さになるまで混ぜ続けます。
次に水なすの準備をしましょう。
2、水なすの塩もみ(これとても大切です)
3、手のひらに少しの食塩をのせます。
4、水なすの全体にやさしく擦り込みます。(強くすると皮が剥がれるので要注意)
5、あとは用意しておいた糠床に水ナスが隠れるように漬け込みます。涼しい所か冷蔵庫の中で約2日ぐらい漬け込めばあっさり美味しい水なす漬けの完成です(暑い所へ置かないように要注意)
食べる時は水なすに付いた糠を洗い流して大き目に手で裂いて食べると美味しいです。
塩もみとは何?
水なすの表面の皮を擦りつけることで水なすの表面に細かい傷が入り糠床の成分を浸透させる役割があります。
水ナスの糠床のつくり方
せっかく手間暇かけて作った糠床を使い続けていく為の方法をご紹介します。
水なすの糠床の手入れと保存方法
温度が高いと糠床はすぐに発酵が進んでしまいますので温度の低い冷蔵保存が適しています。
多く作り過ぎたり大きな樽の場合には冷蔵庫に入らないと思います。なるべく空気に触れないように袋かタッパーなどの容器に移し冷蔵保存ください。
夏場を除けば冷蔵庫に保存しなくても涼しい場所で問題はないと思います。
↓糠床の運命を決めてしまう大切な作業です↓
必ず毎日最低1回はかき混ぜる(まぜまぜすると雑菌を殺菌させ乳酸菌の働きを活発にさせます)
コツ→糠床に手を入れそこから全体的に空気が入り糠全体に空気が触れさせるようにすると発酵が上手くできます。
何回か使っているうちに発酵が進み酸味が強くなってきます。
あまりにも水っぽくやわらかくなってきた場合は米糠と塩を調整しながら加えかき混ぜてください。
こんなことが起きます→水なすから出た水分が糠床の表面に浮いてきます!
でも、慌てないでください!キッチンペーパーなどで水分を取り除きかき混ぜれば問題なく使えます。
大切に育てる事ができれば糠床は一生使えます。